フィリピン留学が気になっているものの、「本当に英語は伸びるの?」「費用は安いって聞くけど、実際いくらかかるの?」「セブ島・バギオ・クラークなど、どこを選べばいいの?」「短期でも意味があるのか、それとも長期で行くべきなのか」——このあたりで迷っている方は多いのではないでしょうか。
私自身、2012年にセブ島へ4ヶ月留学しました。当時の私はTOEIC300点台。英検にも何度も落ちていて、正直なところ英語はかなり苦手でした。でも、フィリピン留学をきっかけに英語学習のスイッチが入り、その後TOEIC900点台まで伸ばすことができました。
それから十数年後、今度は子供を連れてセブ島に3回通いました。最後に行ったのは2025年です。留学する側としても、親として子供を連れていく側としても、フィリピン留学を見てきたことになります。
ただし、だからといって「フィリピン留学は誰にでも最高です」と言うつもりはありません。フィリピン留学には大きなメリットがある一方で、ネイティブ環境ではありませんし、行けば自動的に英語が話せるようになるわけでもありません。
だからこそ大切なのは、「フィリピン留学が良いか悪いか」ではなく、「自分に合っているかどうか」を冷静に判断することだと思います。
この記事では、私自身の4ヶ月留学の経験と、子供を連れてセブ島に3回通ってきた経験をもとに、フィリピン留学の費用・期間・効果・メリット・デメリット・学校選びまで、できるだけ本音で整理していきます。気負わずに読んでみてください。
📌 この記事の結論
フィリピン留学は、英語初心者が最初の一歩を踏み出す留学先としては、今でもかなり強い選択肢です。特に、英語を話す量を増やしたい人・欧米留学は費用的に厳しい人・1週間〜3ヶ月で英語環境に入りたい人には向いています。
ただし、行けば自動的に英語が話せる魔法ではありません。ネイティブ環境でもありませんし、学校や寮によって生活環境の差もあります。
私自身は2012年に4ヶ月セブ島へ留学し、TOEIC300点台から900点台まで伸ばしました。さらに子供を連れて3回セブ島にも行っています。その経験から言うと、フィリピン留学は「英語が完成する場所」というより、「英語学習のスイッチが入る場所」と考えるのが一番近いです。
フィリピン留学とは?まずは特徴をざっくり解説
フィリピン留学とは、フィリピンの語学学校に通いながら英語を学ぶ留学スタイルのことです。マンツーマン授業が多く、英語初心者でも取り組みやすいのが大きな特徴です。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 授業スタイル | マンツーマン中心で1日6〜8時間話す機会を確保しやすい |
| 費用 | 欧米留学と比べて学費・滞在費・生活費を抑えやすい |
| 期間 | 1週間からの短期留学にも対応している学校が多い |
| アクセス | 日本から約4〜5時間・時差1時間のため体への負担が少ない |
| 対象 | 英語初心者・社会人・大学生・親子留学など幅広い層が利用 |
ただし「フィリピン留学=格安留学」というイメージは、2026年現在では少し変わってきています。円安・物価高の影響で、以前のように「とにかく安い」とは言いにくくなっています。
2026年のフィリピン留学は昔と何が違う?
2012年に自分が留学し、2025年に子供を連れて行った経験から、フィリピン留学は以前と比べてかなり変わっています。
| 項目 | 2012年当時 | 2026年現在 |
|---|---|---|
| 学校施設 | 古い校舎も多く環境に差があった | コロナを機に多くが移転・刷新。必要十分な施設が増えた |
| 費用感 | 1万円≒5,000ペソ。現地生活費が安かった | 1万円≒3,500ペソ程度。円安+現地インフレで費用増 |
| 食事 | 韓国料理中心の学校も多かった | 日本人留学生を意識したメニューが増え過ごしやすい |
| 周辺環境 | カフェや飲食店は限られていた | カフェ・レストランが増え、ネット環境も改善 |
| 交通 | タクシーが主流 | Grabなど配車アプリで安全・便利に移動できる |
| 学校数 | 選択肢が限られ選びやすかった | 増加して比較が大変。玉石混交の時代に |
総じて言うと、2026年のフィリピン留学は2012年と比べて格段に「留学しやすく」なっています。施設・食事・周辺環境・交通の面で快適さが増しました。一方でコスト面は確実に上がっています。ただそれでも、欧米留学と比べればまだ現実的なコストです。
英語力は年収にも直結します。Daijob.comの調査(2026年1月)によると、ビジネス会話レベル以上の英語力を持つ50代は、平均年収と比べて男性で約228万円、女性では約319万円高いという結果が出ています。フィリピン留学への100〜200万円の投資は、長期的に見れば十分に元が取れる可能性があります。
参照:Daijob.com 英語力と年収の関係調査(2026年)
フィリピン留学は本当に行く価値があるのか?私の結論
英語初心者が変わるきっかけとしては、今でもかなり強い選択肢です。
私が2012年にセブ島へ行く前、正直なところ「何をやっても英会話は伸びない、そもそも自分には英語のセンスがないから無理だ」と思っていました。でもフィリピン留学であれだけ英語を使い続けて、初めて気づいたことがあります。「あ、英語って本当にやれば伸びるんだ。頑張れば英会話って喋れるようになるんだ」ということです。
人は伸びしろがあると分かればやるものです。それを知ったからこそ、日本に戻ってからも英語の勉強を続ける努力ができました。TOEIC300点台から900点台まで持っていけたのは、フィリピン留学でそのことを体で理解したからだと思っています。
(TOEIC300点台から900点台になるまでの具体的な流れは、こちらの記事で詳しく書いています)
親子留学についても同じことが言えます。英語を「勉強するもの」ではなく「使うもの」として体感できる経験は、日本にいるだけでは作れません。フィリピン留学は、私にとって英語の土台が完成した場所であり、英語人生が本格的に動き出した場所です。
フィリピン留学のメリット
フィリピン留学が選ばれ続ける理由は、「安いから」だけではありません。
話す量が圧倒的に確保できる
フィリピン留学の最大の強みは、マンツーマン授業の多さです。グループ授業が中心の欧米留学では、1日の授業の中で自分が実際に英語を話す時間は思っているより少ないものです。フィリピンでは否応なしに話し続けることになります。
私自身、最初の1週間で追加授業を取り、1週間で51時間マンツーマン授業を受けていました(笑)。私がフィリピン留学を選んだ最大の理由は「マンツーマン英会話が確定で1日8時間ついてくる」という確実性です。欧米留学は自分が実際に話せる時間が計算できず運任せになります。確実に量をこなして「英語を続けるかやめるか」を判断したかったのです。
英語初心者でも授業についていきやすい
フィリピン人の先生は英語が苦手な日本人に慣れています。私がTOEIC300点台でまったく話せない状態で行っても、授業についていけなかったということはありませんでした。
欧米留学より費用を抑えやすい
アメリカやカナダへの1ヶ月留学では学費・滞在費だけで40〜60万円かかることも珍しくありません。フィリピンでは同じ期間・同じ授業密度で、それより大幅に抑えやすいです。
日本から近く、時差も1時間
フライト約4〜5時間・時差1時間。時差ボケがほぼないため到着翌日から集中できます。私自身、「もし環境が無理だと思ったら、その日のうちにチケットを取って帰ればいい」という気持ちでいられたのは、フィリピンが近いからこそでした。最悪すぐ帰れる距離というのは、精神的な安心感につながります。
1週間からの短期でも挑戦しやすい
「英語を話す体験をする」「英語学習のきっかけをつかむ」という目的であれば、短期でも十分な意味があります。
フィリピン留学のデメリット・注意点
良いことばかり書いていても信頼されません。実際に経験して感じたデメリットを正直に書きます。
フィリピン英語はネイティブ英語ではない
これは事実として受け入れておく必要があります。フィリピン人の発音は子音より母音が強く、日本人にとって聞き取りやすい面もありますが、ネイティブの英語とは違います。
ただ、私はそのフィリピン人の英語だけで帰国後にTOEIC650点を取り、その後フィリピン人のオンライン英会話だけでも800点、900点と伸ばせました。うだうだ言わず、フィリピン英語だろうが何英語だろうが、まず8割わかるレベルになってからネイティブの話をすればいいと思っています。初心者がネイティブがどうのこうの言う前に、量をやってください、というのが正直なところです。
病気のリスクがある(欧米留学より高め)
熱帯の国ならではのリスクとして、蚊と食中毒があります。蚊については虫よけスプレー・パッチ・長袖長ズボンでほとんど防げます。食中毒は欧米留学にはあまりないデメリットです。学校の食事をしている分はまず大丈夫ですが、外食の頻度や場所によって影響を受けます。
ワーキングホリデー・ホームステイはできない
フィリピンでは制度として存在しません。これが目的であればフィリピン留学はそもそも対象外です。
多国籍感・欧米留学のイメージとは違う
セブ島はアジア人が多く、特に韓国人の存在感はかなり大きいです。欧米人の中の日本人という体験を求めている方には期待と違うかもしれません。また、町中で英会話が自然に飛び交う環境でもありません。
Wi-Fi・ネット環境は過信しない方がいい
2012年当時、仕事をしながら留学していましたがネット環境にはかなり苦労しました。当時の結論は「ガッツリした仕事は無理、メールを流すくらいが限界」でした。2026年現在は改善されていますが、リモートワークをしながら留学したい場合はシェアオフィスの利用も視野に入れた方がいいです。
フィリピン留学に向いている人
デメリットをひととおり書いた上で、それでも「向いている人には本当におすすめできる」と思っています。
| こんな人に向いています | 理由 |
|---|---|
| 英語初心者で、話す量を増やしたい人 | マンツーマン授業で強制的に話す量を確保できる |
| 欧米留学は費用的に厳しいと感じている人 | 同じ授業密度を欧米より安く実現できる |
| 1週間〜3ヶ月で集中的に英語環境に入りたい人 | 短期から対応。社会人の休職・学生の長期休暇に最適 |
| 「英語が自分に向いているか」を試したい人 | 確実に量をこなして、続けるか判断できる環境がある |
| 多少の不便は割り切れる人 | Wi-Fi・水回り等の不便を「海外だから」と受け入れられる人 |
フィリピン留学が最も向いているのは、「英語は質より量」という考え方を持っている人です。ネイティブとの1時間より、文法もしっかり教えられるフィリピン人の先生との10時間の方が、初心者には圧倒的に効果的です。
フィリピン留学をおすすめしない人
| こんな人にはおすすめしません | 理由 |
|---|---|
| 「行けば自然に英語が話せる」と思っている人 | 2ヶ月目から自然と話せるようになるのは幻想。英語で夢を見るくらい漬けた人だけ |
| ネイティブ環境にこだわりたい人 | 無理にフィリピンを選ぶと後悔する。素直に欧米へ |
| ホテル並みの環境・日本の英会話スクール並みのサービスを期待している人 | 海外基準であることを受け入れる必要がある |
| 目的なく3ヶ月以上行こうとしている人 | 長期は中だるみしやすい。目的が曖昧なまま行くと失敗 |
| ワーホリ・ホームステイがしたい人 | フィリピンではその制度がない |
| 欧米人と交流したい・多国籍感を求めている人 | セブ島はアジア人中心。欧米留学の方が合っている |
特にネイティブ環境にこだわりがある方は、無理にフィリピンを選ばない方がいいです。欧米留学だって英語が伸びる人はしっかり伸びます。フィリピン留学はフィリピン留学の強みで選ぶ場所です。
フィリピン留学の費用はいくら?
以下は、語学学校の学費・滞在費・食費・航空券・海外旅行保険・現地費用まで含めた「総額の目安」です。学校のランク・部屋タイプ・為替レート・航空券の時期によって大きく変わるため、2026年時点のざっくりした目安として見てください。
| 期間 | 費用目安(総額) | 特徴 |
|---|---|---|
| 1週間 | 18〜26万円 | 体験・きっかけ作りに |
| 2週間 | 25〜35万円 | 短期集中型として有効 |
| 1ヶ月 | 35〜55万円 | 初心者が変化を感じやすい現実的な期間 |
| 3ヶ月 | 80〜130万円 | 英語力として形になるものが出てくる |
| 半年 | 150〜230万円 | 目的が明確でないなら慎重に検討 |
私が2012年に4ヶ月留学してかかった総費用:約150万円
- 留学費用(学費+宿泊):約100万円
- 航空券・保険:約20万円以下
- 現地生活費+追加授業代:約30万円
学費と宿泊費が月25万円前後だったのは、寮ではなくビジネスホテル付きの学校を選んだからです。ちなみに航空券はビジネスクラスを選びました。当時の私は海外旅行の経験がほぼなく、狭い場所が苦手でエコノミーで長時間過ごせるか自信がありませんでした。さっさとビジネスにして不安を排除した方がいいと判断しました。もう一つの理由は、フィリピン航空のビジネスクラスが帰国便の日程変更を何度でも無料でできたことです。「環境が合わなければすぐ帰る、良ければもう少し延長する」という自由度を確保しておきたかったのです。
現地生活費が抑えられたのは為替レートの恩恵が大きかったです。1万円で5,000ペソ前後受け取れた時代でしたが、今は3,500ペソ前後です。それだけで現地での使えるお金が大きく変わります。
詳しい費用の内訳と期間別の実例はこちら:フィリピン留学費用完全版 / 1ヶ月の費用と効果
フィリピン留学は何ヶ月がおすすめ?
| 期間 | おすすめな人 | 期待できること |
|---|---|---|
| 1週間・2週間 | まず体験したい人・行動のきっかけが欲しい人 | 英語を使う体験・留学がどんな場所か把握できる |
| 1ヶ月 | 初めての留学・費用と効果のバランスを取りたい人 | 英語への抵抗が減る・自分の弱点が見えてくる |
| 3ヶ月 | 英語力として形にしたい人・本気で伸ばしたい人 | 会話量を大量確保・文法・発音・スピーキングを鍛えられる |
| 半年以上 | 目的が明確な人 | 中だるみリスクあり。3ヶ月を一区切りにする設計が大切 |
セブパパの場合:最長でも3ヶ月を一区切りにするのがおすすめ
私自身は4ヶ月留学しましたが、4ヶ月目はだらけてしまいました。留学前に立てた計画は現地についてから大抵崩れます。「こんなに話せないのか」という衝撃は、留学してみないと分かりません。その衝撃を受けてから計画を見直す方が、よっぽど現実的な目標が立てられます。まずは2〜3ヶ月を一区切りとして考えることをおすすめします。
フィリピン留学で英語は本当に伸びる?
結論から言います。伸びる人は伸びます。ただし「留学すれば伸びる」ではなく「留学をきっかけに伸びる流れを作れる」が正確な表現です。
私がTOEIC300点台から900点台になるまでの流れ
2012年にセブ島から帰国したとき、特に何もしていないのにTOEICが650点まで上がっていました。4ヶ月間、毎日英語を話し続けた蓄積が、スコアに出たのだと思います。
ただそこから先は留学の貯金だけでは動きませんでした。友人がTOEIC専門の塾に通って100点上がったと聞いて自分も試したところ本当に100点上がりました。そこから1日3時間のオンライン英会話を3ヶ月続けました。DMM英会話を1日6コマ、レアジョブやhanasoも組み合わせながら受けていました。後日確認したら、DMM英会話だけで19,750分、約300時間やっていました。
この3ヶ月でリスニングが大きく伸び430点前後が安定して取れるようになりました。800点を超えてから900点の壁は本当に厚かったです。地道に英文法の復習と単語学習を続け、1年後ほどにもう一度TOEIC塾に通い、900点台に乗せることができました。
余談ですが、中学3年のときにオーストラリアに2週間ホームステイ、社会人になってからはハワイに約3週間滞在(うち2週間留学)した経験があります。オーストラリアのときは向こうが簡単な言葉を選んでくれてようやく理解できるレベルでした。ハワイで効果を実感できたのは、当時すでにTOEIC900点台があったからです。ネイティブ環境は土台ができてから行くと最大限活きる、というのが実感です。
詳しくはこちら:TOEIC300→900体験談
英語力が伸びる人と伸びない人の違い
伸びる人に共通しているのは、自分の計画を持って動いていることです。驚いたのは、頭の良い人や経営者クラスの人でさえ、現地では教材や先生の指示通りに課題をこなすだけになっていたケースが多かったことです。仕事では常に改善を考えられる人たちが、英語学習に関してはそういった視点を持てていませんでした。
確実に伸びないパターンの一つが、土日に観光アクティビティを入れて1日中外に出てしまうことです。観光中にできる英会話はたかが知れています。大抵は日本人同士か同じ留学生同士です。平日も土日も同じように英会話を心がけないと、思ったよりは伸びない結果になりやすいです。
ただし観光で得られる体験は特別なものです。一緒に旅行した仲間との思い出もプライスレスです。英語力をとるか、思い出をとるか——どちらを優先するかは自分で決めることです。ただ、両方は難しいということは覚えておいてください。
伸びる人は24時間英会話をする意識があります。英語で夢を見るくらい追い込む気持ちが必要です。英会話の習得はそれだけ時間がかかります。
帰国後に学習を続けるかどうかが最大の分岐点
「留学でスイッチを入れて、帰国後に伸ばす」という考え方の方が現実的です。私自身、帰国後のオンライン英会話300時間と地道な単語・文法学習があって初めてTOEIC900点台が取れました。
フィリピン留学の主なエリア
フィリピンには語学学校が集まるエリアがいくつかあります。それぞれの特徴を正直に書きます。
| エリア | 特徴 | おすすめ対象 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| セブ島 | 学校数が多く日本人受け入れ実績豊富。リゾート感と都市機能のバランスが良い | 初めての留学・親子留学・短期〜中期 | 観光地なので誘惑は多め |
| バギオ | 涼しい気候。スパルタ系学校多め。費用がセブ島より安い傾向 | 費用を抑えて集中したい若い層 | マニラから車で5時間の山奥。コロナ禍では完全封鎖も。緊急時に逃げにくい |
| クラーク | 元米軍基地。ネイティブ講師がいる学校あり | 落ち着いた環境を好む人 | タクシーで5〜15分に風俗街(アンヘレス)あり。親子・未成年は立地確認必須 |
| マニラ | フィリピン最大の都市。直行便が多い | 仕事との組み合わせ・都市生活重視 | 学校数が少なく費用高め。交通渋滞が激しい |
クラークについては一点だけ強調しておきます。留学エージェントがアンヘレスの話をすることはほぼありません。子供を連れていく親御さんや、大学生の子供に留学費用を出して行かせようとしている方は、学校とアンヘレスの位置関係を事前に必ず確認してください。
目的別|フィリピン留学のおすすめ選び方
「誰にとっても最高の学校」は存在しません。自分の目的・属性・優先順位によって、選ぶべき学校のタイプが変わります。
| 対象 | おすすめの学校タイプ | 特に重視すること |
|---|---|---|
| 英語初心者 | 日本人サポートあり・マンツーマン多め・小規模校 | 最初の1〜2週間で心が折れないこと。日本人が多い環境からスタートしてもいい |
| 社会人 | 一人部屋あり・年齢層高め・Wi-Fi環境が整っている | 30代以降は年齢層が合う学校を選ぶと浮かない |
| 大学生 | 多国籍・費用重視・アクティビティが楽しめるエリア | 費用対効果と体験の両立 |
| 親子留学 | 日系・安全性重視・4時間授業対応・通学動線が良い | 子供が楽しめる要素が一つでもあると留学の思い出が良くなる |
| TOEIC対策 | 試験対策コースあり・自習環境が整っている | コース内容と講師の質を事前に確認 |
| ワーホリ・海外就職前 | スピーキング重視・実践会話多め | 帰国後に続ける学習計画をセットで考える |
フィリピン留学の学校選びで失敗しないポイント
マンツーマン数で学校を選ぶ
総授業時間ではなく、マンツーマンが1日何コマあるかで比較してください。土日も授業を受けられるオプションがある学校だとさらにベターです。もちろん、理想は英語上級者と出かけて実践英会話をすることです。
一人部屋を選ぶ
可能な限り一人部屋を選んでください。勉強が最も捗りますし、睡眠もしっかり取れます。ここはケチらない方がいいです。2人部屋は意外とトラブルになるケースが多く、どうしても費用を抑えたいなら4人部屋の方がおすすめです。
国籍比率・日本人比率を当てにしない
学校や留学エージェントが出している比率は実態と異なることが多いです。外れたとしても怒ってもしょうがありません。希望通りだったらラッキーくらいのスタンスでいると気が楽です。
30代以降は年齢層に合った学校を選ぶ
費用が安い学校には若い留学生が集まる傾向があります。30代以降がそういった学校を選ぶと生活面で少し浮いてしまいます。費用が高めの学校は年齢層も高く、目的が近い留学生が集まりやすいです。
では私は実際にどんな学校を選んだのか?選び方参考例
【2012年・28歳のとき】
私が選んだ基準は「一番高い学校を選ぶ」でした。この留学で英語をきっぱりやめるかどうかを判断したかったのです。最高の環境でやって、それでもダメなら諦める。そういう気持ちでした。
結果として選んだのは20人程度の小規模な日系の語学学校でした。これは本当に正解でした。先生も留学生同士もすぐに仲良くなり、アットホームで居心地のよい環境でした。今でも当時出会った留学生の一部と数ヶ月に1回会うくらい交流があります。当時の留学は一生の宝です。
【親子留学でQQEnglishを選んだ理由】
「日系の学校・4時間マンツーマンがOK・親はレッスン不要・学校がきれい・宿泊施設から近い・オンライン英会話で雰囲気を事前に知っていた」などの総合的な理由からです。正直に言うと、私自身がテニスを現地でやりたかったので、テニスコートから遠くない場所を探していたという裏事情もあります(笑)。
まずは「これだけは絶対に譲れない」という条件を3つ決めて、それ以外は妥協するくらいがちょうどいいです。
フィリピン留学エージェントは使うべき?
初めての留学なら利用はかなり現実的
学校の選び方・手続きの流れ・現地でのトラブル対応など、初めての留学では分からないことが山ほどあります。手数料は学校側が負担する仕組みが多く、利用者が追加費用を払うケースは多くありません。
ただし留学エージェントには偏りがある
紹介できる学校は提携している学校に限られます。クラークのアンヘレスの話のように、積極的に教えてくれない情報もあります。複数社に相談して比較し、自分でも口コミや現地情報を調べてください。
フィリピン留学前にやっておくべき準備
| 準備項目 | 内容・ポイント |
|---|---|
| 英検3級〜2級レベルの単語と文法 | 基礎力がある状態で行けば「口に出す練習」に集中できる。ゼロだと現地で学ぶことから始まり時間を消耗 |
| 英文法用語を英語で知っておく | 授業でrelative clause・singular・pluralなどが飛び出す。知らないと「はぁ?」となる。→文法用語一覧リスト(無料DL) |
| 自己紹介とよく使う表現 | 「名前・出身・仕事・趣味・留学の目的」を英語で準備。完璧でなくてOK |
| 留学の目的を決める | 具体的に。曖昧なまま行くと学校選びも失敗しやすい |
| SSP・ビザ・航空券・保険 | SSPは学校が代行してくれることが多い。航空券は繁忙期を避けると大幅に安くなる |
フィリピン留学でよくある失敗
| 失敗パターン | 対策 |
|---|---|
| 目的があいまいなまま行ってしまう | 出発前に「なぜ行くか」を具体的に決める |
| 授業を受けるだけで満足してしまう | 授業外・土日の時間をどう使うかが結果を左右する |
| 日本人とばかり過ごしてしまう | 意識的に外国人留学生や現地スタッフと話す機会を作る |
| 留学後の学習計画を考えていない | 留学は英語学習のスタート。帰国後に続ける計画を事前に決めておく |
まとめ|フィリピン留学は「英語人生のきっかけ」としてはかなり強い
フィリピン留学は魔法ではありません。100人中100人が最高の体験ができるわけでもありません。それでも、そのリスクを取るに値する体験があなたを待っていると、私は信じています。
ある動画のコメントにこんな言葉がありました。「異国でホームステイするって強烈に記憶に残るよ。長さは関係ない。1週間でも永遠に忘れられないくらいに思い出に残る。」まさにこれだと思いました。海外留学とは、そういう体験です。
私が自分の留学経験を持つ親として子供をセブ島に3回連れていったのも、この確信があったからです。留学を経験した親が子供にも留学をさせたいと思う理由は、数字で測れない何かが必ずそこにあるからです。
親でも子でも、学生でも社会人でも、リタイアした方でも——今のあなたの年齢でしか体験できない海外留学があります。ぜひ一歩踏み出してみてください。
関連記事
フィリピン留学に関するよくある質問
フィリピン留学は英語初心者でも大丈夫ですか?
大丈夫です。むしろ初心者との相性が最も良い留学先です。英検3級レベルの単語と文法を事前に把握しておくと現地での吸収量が大きく変わります。
フィリピン留学は1週間でも意味がありますか?
英語力が劇的に伸びることは期待しにくいですが、「英語を使って生活する体験」「学習のきっかけをつかむ」という意味では十分な価値があります。
フィリピン留学は何ヶ月がおすすめですか?
初めての方には1ヶ月、しっかり伸ばしたい方には3ヶ月を一区切りとしておすすめします。半年以上は目的と計画を明確にした上で検討してください。
フィリピン留学の費用はいくらですか?
学費・滞在費・食費・航空券込みで1ヶ月35〜55万円が目安です。詳しくはこちら:フィリピン留学費用完全版
フィリピン留学は社会人でも行けますか?
もちろんです。私自身、社会人のときに4ヶ月留学しました。30代以降は年齢層が合う学校を選ぶと満足度が上がります。
フィリピン留学は高校生・親子でも行けますか?
どちらも行けます。高校生は未成年向けの手続きが必要です。親子留学に対応した学校を選ぶことが前提になります。
治安は大丈夫ですか?
語学学校が集まるエリアは比較的安定しています。夜間の一人歩きや繁華街への立ち入りを避けるなど、海外である前提での行動が必要です。
留学エージェントは必要ですか?
初めてなら利用価値はあります。複数社を比較することと、エージェントが教えてくれない情報は自分で調べることをおすすめします。→フィリピン留学エージェント、結局どこがいい?
留学前に何を勉強すべきですか?
最低でも英検3級、できれば2級レベルの単語と文法の把握と、授業で使う英文法用語を英語で知っておくことをおすすめします。→文法用語一覧リスト(無料DL)
