フィリピン・セブ島留学を検討し始めると、次に出てくる疑問が「どの学校にすればいいの?」だと思います。
正直に言うと、選び方にそこまで時間をかけなくていいと思っています。でも、最初に決めるべきことが2〜3個だけあります。それさえ決まれば、自然と学校は絞れます。この記事ではその考え方をお伝えします。
フィリピン留学をするなら「セブ島」で間違いありません
親子留学でフィリピンを検討し始めると、セブ島以外の地名も出てきます。マニラ・クラーク・バギオ。それぞれに語学学校はありますが、初めての親子留学であればセブ島一択だと思っています。
理由はシンプルです。親子留学の選択肢の多さ、環境の整備、日本からの直行便、日本人コミュニティの充実。このすべてにおいてセブ島が一番です。
他のエリアをさらっと触れておくと、マニラは語学学校が少なく親子向けが特に手薄です。クラークは親子留学に適した日系学校がほとんどありません。バギオは山岳エリアで短期の親子留学のためにわざわざ行くメリットがあまりありません。
セブ島の中ではセブ市内とマクタン島(ビーチ近く)の2エリアがあります。どちらもショッピングモール・スーパー・マッサージ・高級ホテル・和食レストランなど生活環境は十分整っています。強いて違いを挙げると、セブ市内の方に大きな病院やジャパニーズヘルプデスク(日本語対応の病院)があり、体調不良のときにやや便利です(マクタン島にも病院はもちろんあります)。セブ市内とマクタン島を合わせた大きさは山手線の内側ほどのサイズで、タクシーで20〜30分程度の距離なので、どちらにいても移動で困ることはあまりないでしょう。
セブ島留学は日系か韓国系か
セブ島にある語学学校は大きく分けると日系か韓国系の2択です。最近は中国・台湾資本の学校も出てきていますが、基本的にはこの2択と思っていただいて問題ありません。
初めての親子留学であれば、日系をおすすめします。理由は3つあります。
トラブル対応が日本語でできること。 子供の体調不良、授業内容の相談、生活上の困りごと。何かあったときに日本語で話せる環境は、初めての海外留学では大きな安心につながります。
食事が日本人向けに考えられていること。 日系の学校は日本人の口に合う食事を意識しています。韓国系はそうではないケースもあります。
直接申し込みができること。 日系の学校は学校側から直接説明を受けて、自分で判断して申し込めます。韓国系はほとんどの場合、留学エージェント経由が前提で、学校から直接話を聞く機会が少ない傾向があります。
なお、韓国系の学校が悪いわけではありません。近年は日本人スタッフが常駐している学校も増えており、施設も素晴らしいところが多いです。ただ初めての留学では、何かあったときの動きやすさという点で日系に分があると思います。
セブ島留学の学校選びで最初に決めるべき3つのこと
エリアと日系が決まれば、あとは3つだけ決めれば学校は絞れます。
① 親は授業を受けるか、受けないか
これが最初に決めるべき最重要事項です。
親が授業を受けない場合、対応できる学校が限られます。子供だけの受講プランを持つ学校か、宿泊を自分で手配して子供だけ通わせる学校か、どちらかになります。この時点で韓国系の多くは選択肢から外れます。
親も授業を受けるなら、選択肢はほぼすべての日系・韓国系の学校に広がります。
② マンツーマンをどれだけ確保できるか
フィリピン留学の最大の強みはマンツーマン授業が安くできることです。グループ授業中心なら日本でもできます。せっかくセブ島まで来るなら、マンツーマンの比率が高いプランを選ぶべきだと思っています。
子供の場合、1日4〜6時間がひとつの目安です。6時間以上になるとグループを挟まないとかなりきつくなります。
③ 規模とアットホームさ、どちらを重視するか
30名以下の小規模校はアットホームで、先生に顔を覚えてもらいやすく、困ったときに相談しやすい環境があります。親子留学に特化した学校であれば、同じような境遇の家族と仲良くなりやすいというメリットもあります。初めての留学で不安が大きい方にはこちらが向いているかもしれません。
大規模校は食事の選択肢が多く(ブッフェ形式で偏食・アレルギーの子も選びやすい)、費用が抑えられる傾向があります。どちらにもメリットがあるので、家庭の優先度で選んでみてはどうでしょうか。
| 小規模校(30名以下) | 大規模校 | |
|---|---|---|
| アットホームさ | ◎ | △ |
| 先生に覚えてもらいやすい | ◎ | △ |
| 同じ境遇の家族と仲良くなりやすい | ◎(親子特化校) | △ |
| 食事の選択肢 | △ | ◎ |
| 費用 | やや高め | 抑えられる |
| 向いている人 | 初めての留学・不安が大きい方 | 費用重視・設備重視の方 |
セブ島留学の学校選びで気にしなくていいこと
学校を選ぶとき、つい気になってしまうけど実は優先度が低いものがあります。
| 項目 | 気にしなくていい理由 |
|---|---|
| 施設のきれいさ | よほど変な学校でない限り近年はどこも問題ありません。マンツーマン授業の環境(向かい合わせかブース形式か等)が違っても英会話力には大差ありません |
| 多国籍かどうか | ほとんどアジア人です。本当に多国籍な環境を求めるなら欧米留学の方が向いています |
| 口コミの星の数 | 留学体験は人によって差が大きすぎます。参考程度で十分です |
| セブ市内かマクタン島か | どちらも生活環境は整っています。タクシーで20〜30分の距離なので気にしなくて大丈夫です |
| スパルタ系かどうか | 親子留学でスパルタ校を選ぶ必要はありません |
| ITパーク立地かどうか | ITパークにある学校が特別優れているわけではありません。学校の中身で選べば十分です |
セブ島留学の滞在・食事について
宿泊は、学校内か徒歩圏内に完結している学校が楽だと思います。セブ島の移動はタクシーが基本ですが、慣れていない場合は配車アプリの使い方や現地の交通事情など、予想外の手間がかかることがあります。初めての留学では、その手間を極力減らしておくのがおすすめです。同じ建物内か徒歩圏内に滞在できれば、余計なストレスを避けられます。
食事はブッフェ形式の学校が選びやすいです。偏食のお子さんやアレルギーがある場合、定食形式だと困ることが出てくることがあります。ただしブッフェとはいえ豪華な食事が出るわけではないので、過度な期待はしないほうがいいでしょう。
費用の詳細についてはセブ島親子留学の費用 完全版はこちらで詳しく解説しています。
セブ島・フィリピン留学の治安について
「セブ島の治安は大丈夫?」という疑問はあると思います。
結論から言うと、心配しすぎなくて大丈夫だと思います。よほど変なところに行かない限り、昼間に危ない目にあうことはあまりありません。
ただしセブ島でほとんど昼間に外を歩かない理由が別にあります。暑さです。日中は気温が高く、外を長時間歩くのが単純につらいので、自然と移動はタクシーや配車アプリになります。
エリアについて言うと、ITパーク・アヤラモール周辺などの商業エリアはもちろん、サブディビジョンと呼ばれるゲート付きの住宅街エリアにある学校も、日中は特に問題ありません。語学学校はどこも治安の良いエリアに意図的に建てられています。毎年多くの留学生が訪れていること自体が、その証明ではないでしょうか。
夜の外出については、どのエリアであっても一人歩きはあまりおすすめできません。これは海外ならどこでも同じ話です。
もう一点、フィリピンの良いところとして、差別がほぼないことが挙げられます。治安を心配するとき、暴力やスリと同時に差別を気にする方もいます。フィリピン、特にセブ島では外国人への差別はほぼなく、むしろフレンドリーに接してもらえることの方が多いです。子連れで留学する環境として、この点はとても安心できる部分だと思っています。
迷ったら、ここだけ決めて飛び込みましょう
完璧な学校を探しているうちに、子供は1歳年を取ります。
この記事でお伝えした3つの軸——「親が授業を受けるか」「マンツーマンをどれだけ確保するか」「規模とアットホームさのどちらを重視するか」——で絞れば、大きくは外れないはずです。
あとは実際の学校一覧を見て、ピンときたところに問い合わせてみましょう。
気になる学校の費用感を確認したい方はこちらをどうぞ。
→ セブ島親子留学の費用 完全版
実際に3回通った体験談はこちらです。学校選びの参考になると思います。
→ 8歳の子供と3回のセブ島親子留学【全記録】
フィリピン留学が向いているかどうか迷っている方はこちらも参考にしてください。
→ フィリピン留学はおすすめしない?経験者が正直に答えます
Q:日系と韓国系どちらがいいですか?
A:初めての親子留学なら日系をおすすめします。トラブル対応が 日本語でできる・食事が日本人向け・直接申し込みができる、 この3点で初心者には日系の方が安心です。
Q:小規模校と大規模校どちらがおすすめですか?
A:初めての留学で不安が大きい方は30名以下の小規模校がおすすめです。 先生に顔を覚えてもらいやすく相談しやすい環境があります。 費用を抑えたい・食事の選択肢が多い方がいい方は大規模校が向いています。
Q:親子留学に特化した学校はありますか?
A:あります。クロスロードのように親子留学に特化した学校では 同じような境遇の家族と仲良くなりやすく、子供同士の 交流も生まれやすいメリットがあります。
Q:学校選びで一番重要なポイントは何ですか?
A:「親が授業を受けるかどうか」を最初に決めることです。 これで選べる学校が大きく絞られます。次にマンツーマンの 比率、最後に規模感の順で考えれば自然と学校は決まります。
