8歳の子供と3回のセブ島親子留学【全記録】1回目〜3回目の変化と正直な感想

8歳の子供と3回のセブ島親子留学【全記録】1回目〜3回目の変化と正直な感想

3回のセブ島親子留学を通じて、子供の英語力はどう変わったのか。成果だけでなく、失敗や反省も含めて正直に書きます。「自分の子供が留学したらどうなるのか」を知りたい方に、少しでもリアルな参考になれば嬉しいです。

目次

うちの子供の英語力、出発点を正直に話します

まず前提として、うちの子供はフィリピン人の妻とのハーフです。生まれはフィリピンで、4歳頃に日本に来ました。

「ハーフだから英語ができる」と思われがちですが、実態はそうではありませんでした。

良かった点はこの2つです。英語を話すことへの抵抗感がない。妻が日常的に英語で話しかけていたため、英語そのものへの拒否反応がありませんでした。発音もそこそこきれいで、これは小さい頃から英語のYouTubeや動画に触れていた効果だと思います。

一方で悪かった点は明確でした。語彙が乏しく、文法はめちゃくちゃ、スペルも書けない状態でした。英語が成長する土台はあったのに、日本に来たタイミングで英語の伸びが止まり、そこから日本語をゼロから学び直したため、両方が中途半端になってしまったのです。

そのため、3回の留学の目的は「英語になれる」ではなく、「正しい文法で英会話ができるようにする」でした。これがうちの子供の出発点です。

3回の留学、それぞれの目的と結果

1回目(GW・約10日間)予行練習として

2025年4月23日から5月8日まで。GWをはさんだ滞在で、そのうちQQEnglishに通った日数が約10日間です。

実はこの1回目、妻と0歳の赤ちゃんも一緒に連れて行きました。8歳・0歳・妻・私の4人での渡航です。赤ちゃん連れの海外はとにかくハードで、荷物も体力も想像以上に消耗しました。

余談ですが、私の趣味はテニスです。セブ島にはテニスコートがいくつかあり、マンツーマンでも日本の5分の1程度の費用でレッスンを受けられます。子供の留学に便乗して、私はテニスをコスパよく楽しもうという魂胆もありました(笑)。そのためテニス関連の荷物も持っていき、空港でのぐったり感は相当なものでしたが、子供本人は元気でした。

GWの航空券について

GWは航空券が高騰します。ただし早めに予約したことで、往復一人あたり約5万円に抑えられました。通常のGW価格なら一人10万円はかかるところです。さらに学校を数日前後で休ませて出発・帰国のタイミングをずらしたことで、混雑も回避できました。繁忙期の留学を考えている方には強くおすすめしたいテクニックです。

なぜ10日間だったのか

最初から1ヶ月の留学をさせるつもりはありませんでした。うちの子供は非常に落ち着きがなく、ADHDを疑うほどだったため、本当に集中できるのかという不安があったのです。GWに短期で試して、続けられるなら夏に本格的に1ヶ月やらせようという2段階戦略を取りました。

もう一つ、現地の食事で体調を崩さないかの確認もしたかった。赤ちゃん連れでもあったので、1回目はある意味「本格留学のための偵察」も兼ねていました。

宿泊先について

QQEnglishの一般向け宿泊施設はカプセルホテル型で親子では入居できないため、外部のコンドミニアム(アリシアアパーテル)を手配しました。思っていたより広い部屋で、シャワーも温水で問題なし。0歳の赤ちゃんはベッドに枕で囲いを作って寝かせました。

気になったのはモールへのアクセスです。目の前に大きなモールがあるのですが、道幅が広く交通量が多いため、妻や子供には渡らせられませんでした。もう一つのモールも歩くには微妙な距離。結局、私が買い物担当になり、GrabというフードデリバリーアプリとGrabCarを活用してほぼ解決しました。慣れれば問題ありませんが、初めての方は最初のセットアップに少し手間取るかもしれません。

なお現在はアリシアアパーテルに和食を提供するレストランも入り、以前より便利になっています。

親の過ごし方

私の1日はこんなスタイルでした。朝5時から2時間テニス、午前中から15時頃まで子供の送り迎えと仕事、夕方から夜にかけてまたテニス2〜3時間。学校が10時スタートだったのが助かりました。数年前にテニス始めたばかりなのですが、無駄にガチスケジュールです。別に何かを目指しているわけでもなんですが(苦笑)。

待機中の仕事はQQのWi-Fiが弱くて苦労しました。カフェ内でも事務スペースに近い席を探して対応しましたが、2回目からは現地SIMを入れて解決しました。短期留学であれば、ahamoのような海外データ通信が使えるプランにしておくか、Docomoなど海外ローミング対応のキャリアであれば追加手続きなしで対応できます。SIM差し替えの手間を省きたい方はそちらが楽です。

ちょっとしたコツとして、QQの食事は12時になると一斉に並びます。それを避けるため、11時〜11時50分の授業は11時45分頃に切り上げてもらい、12時前に席と食事を確保するようにしました。お陰でストレスなく昼食が取れました。

最初の授業の日

子供は最初こそ初対面の先生に距離感がありましたが、1回50分の授業が終わる頃にはすっかり打ち解けていました。オンライン英会話と決定的に違うのは、先生が目の前にいて表情をしっかり読みながら話せること。アイスブレイクも自然に入り、子供が飽きにくい環境です。オンライン英会話で続かなかったお子さんでも、対面ならうまくいく可能性が十分あります。むしろオンライン英会話の方が続けるのが難しい学習法かもしれません。

授業は1日4コマ。2コマ→昼食1時間→2コマという流れです。2時間でちょうど疲れたタイミングに休憩が入る構成で、初回には大正解でした。なお申し込み時にスタート時間の希望を伝えることはできますが、他の申し込み者との兼ね合いもあるため、必ずしも希望通りになるとは限りません。

QQはパソコン2台を横並びに置いてその画面を見ながら授業をするスタイルです。タイピングやマウス操作が必要になることもありましたが、先生が補助してくれるので特に問題はありませんでした。

10日間の成果と反省

成果は3点です。英会話へのポジティブなイメージが持てたこと、英文を書く練習に本格的に取り組んだこと、「英語が伝わる楽しさ」を実感できたこと。先生と廊下ですれ違っても話しかけてもらえることが嬉しそうでした。帰国時には「10日間、短かった」と言っていました。

一方で反省もあります。もっと学ぶ内容を絞り込めばよかったということです。例えば「willの使い方だけを10日間でマスターする」「発音だけに集中する」など、テーマを絞って繰り返す方が成果が見えやすかったと思います。ノートを用意したものの書かせることが徹底できず、復習しづらかった点も反省です。これは2回目で改善しました。

英語がゼロに近いお子さんの場合、10日間では「やっと慣れてきて楽しくなってきたところで帰国」というレベルです。でもそれで十分です。英語に対してポジティブな印象を持って帰国できれば、1回目としては大成功だと思っています。

将来、高校・大学留学を視野に入れている、海外で働ける選択肢も持たせたい、外国人と交渉できる人材にしたい、英語圏に向けて商売できるようになってほしい——そういうことが少しでも頭にあるなら、その第一歩として「海外で英会話をする」体験を積ませることの価値は計り知れません。英検の2次試験対策としても、実際に外国人と話す体験は大きな武器になります。実際に使う場面があるとわかれば、日々の地味な教材もイキイキしたものに変わります。やりきったことを成功体験として積ませることができれば、それだけで十分じゃないでしょうか。

2回目(7月上旬〜8月上旬・約1ヶ月)本格的に文法と英会話を

2回目は1ヶ月間の本格留学です。1回目と比べて、授業への取り組み方が明らかに前向きになっていました。環境に慣れているぶん、最初から集中できていた印象です。

今回から工夫したのがノートです。QQから支給されるB4サイズのノートに、授業で学んだことを必ず書かせるようにしました。そうしないと会話だけで終わってしまい、何を学んだかが全くわからなくなるからです。

さらに毎日の授業終わりに、そのノートを一緒に見ながら振り返る時間を作りました。これが思った以上に効果的で、子供が何を理解していて何がわかっていないかが親にも見えるようになりました。先生への指示は「最低1ページは書いてください」と具体的に伝えるのがコツです。先生によって書かせる量にかなりばらつきがあるため、明確に伝えておく必要があります。

成果として、単語や文法で以前より出来ることが増え、発音も少し強化された印象を受けました。先生との会話を通じてフィリピンの文化や事情を知り、それを自分の言葉で話してくれる場面も増えました。これはオンライン英会話の25分授業では絶対にできないことで、留学ならではの収穫だと思います。

4時間のマンツーマン英会話授業は大人でもかなりしんどいです。なので授業後はテニスに一緒に行ったり、コンドミニアムのプールで泳がせたりして、まずリフレッシュさせました。なお、プールは必ず妻をつけ、浮き輪を必ずつけさせ、夜はやらせませんでした。監視員がいても信用せず、プールだけは目を光らせることを強くおすすめします。万が一があってからでは遅いので。授業後の夕方、時間に余裕がある日は近くのカフェで日本から持参した問題集をやらせました。ただしボリュームは通常より大幅に減らしました。日本の宿題はある程度置いてきました(笑)。

一方で課題も見えてきました。英文法を体系的に学んでいる感がないのです。会話はできるようになってきているが、文法の土台がバラバラなまま。次の留学ではここを解決しようと思いました。

3回目(12月・約1ヶ月)英文法の体系的な強化

3回目は「英文法をちゃんとやる」と決めていました。私自身が留学時にEnglish Grammar in USEという教材で成果を出した経験があったため、これを持ち込むことにしたのです。

完全英語版をA3サイズにコピーして、最初の30項目分を印刷して持っていきました。ただしこの教材は大人向けに作られており、単語や文章の意味がやや難しいものもありました。子供にとってベストな教材とは言えません。本来であれば英検対応の教材が理想的だと思いますが、QQの先生は日本語がわからないため日本語が入った教材は使いにくいという問題があります。手元にあって自分が効果を実感していた教材を使ったというのが正直なところです。日本で事前に英語のみの小学生向け教材を探して持ち込めるのがベストだと思います。

驚いたのはQQ側がこの持ち込み教材を使った授業を許可してくれたことです。以前の私が留学した頃のQQは自社教材以外は使えませんでしたが、今は柔軟に対応してくれました。

同じプリントを翌日に再度やらせるという方法を取ったのですが、2回目は明らかに速く解けるようになっていました。量はそれほど進めませんでしたが、確実に理解が進んでいるのを実感できました。

お子さんの状況によって向いているアプローチは違うと思います。英検3級ぐらいのレベルなら英会話をとにかくやりまくるのが効果的でしょう。うちの子供のように話せるけど文法がバラバラな子は、体系的な文法学習を組み合わせる方がいい。英会話が全くの初めてなら、QQのオリジナル教材を素直に進める方が伸びしろは大きいと思います。

3回通じて感じた子供の変化

3回通じて、一番嬉しかった瞬間を正直に言います。

息子が英語を話しているとき、自分で間違いに気づいて言い直すようになっていたんです。

「a」なのか「the」なのか。「do」なのか「does」なのか。「s」をつけるのかどうか。「can」なのか「could」なのか。そういう細かいところを、自分で気にしながら話そうとしていた。

英語は単語を並べるだけでも子供なら案外通じます。「わたし、新宿駅、いく」と同じで、バラバラでも意味は伝わる。でもそれでは成長がない。

文法を意識して自分で組み立てながら話している姿を見たとき、ああ、これが親子留学でやりたかったことだと思いました。

自信を持って話せるようになったのはもちろんです。でもそれ以上に、将来の仕事につながる英会話力の最初の一歩を踏み出せた気がした。単なる「話せる」ではなく、正確に伝えようとする意識が芽生えた。それが3回の一番の収穫でした。これはマンツーマンで何回も何回も同じ箇所をやり直せたからこそ、得られたんだと思っています。

英語ゼロの子供でも効果は出るのか

周りの子供たちをたくさん見てきた中で正直に言うと、効果は確実に出ます。ただし期待値の設定が大切です。

1ヶ月・4時間の授業で計算すると80時間です。多そうに見えますが、1時間まるまる集中できるわけではないので実質的にはもっと少ない。できることは限られています。

英語ゼロのお子さんなら、1ヶ月で「英語が楽しい・また話したい」という気持ちを持って帰国できれば大成功だと思います。それだけでその後の英語学習の土台になります。

親として最低限「ここまでやってほしい」という目標を決めておくと、費用対効果が上がります。とはいえ最初は丸投げで成果を見るのもありです。大事なのは1回で全部を求めないことです。

親子留学を迷っている方へ

子供の体調不良は覚悟してください。初めての留学なら5割の子が何らかの体調不良になります。準備をしっかりしてもなるものだと思っておく方がいい。

それでも行く価値は間違いなくあります。英語力はもちろん、子供が日本以外の世界を肌で感じる体験は、学校では絶対に得られないものです。

迷っているなら、まず短期から始めてください。10日間試してみて、続けられそうなら1ヶ月に伸ばす。この2段階が無理のないやり方です。もし短期留学のハードルが高ければ、最初は家族旅行としてセブ島を訪れて雰囲気を掴むだけでもいいと思います。可能であれば語学学校の見学ができると、より具体的なイメージが持てるでしょう。

セブ島親子留学のまとめ

3回の親子留学を経て思うのは、留学は魔法ではないということです。行けば自動的に英語が話せるようになるわけではありません。でも、正しい目標を持って、親が少し関与しながら進めれば、確実に子供の英語力と視野は広がります。

うちの子供はまだ道の途中です。それでも3回の留学がなければ、今の英語への姿勢は絶対に生まれていませんでした。

→【セブ島親子留学でおすすめの学校はこちら】

Q:何歳から親子留学できますか?

A:小学生(6歳以上)であればほとんどの日系語学学校で受け入れています。 うちの子供は8歳からスタートしました。英語力はゼロでも問題ありません。

Q:3回行って費用はトータルいくらかかりましたか?

A:3回合計でおよそ150〜200万円程度です。航空券・授業料・宿泊費・ 生活費を含んだ総額です。詳しくは費用完全版の記事をご覧ください。

Q:QQEnglishを選んだ理由は何ですか?

A:子供だけ受講・親は送り迎えというスタイルができる学校だったからです。 私自身はすでに留学経験があったため、自分が授業を受ける必要がなく、 このスタイルが一番合っていました。

Q:子供の英語力は3回でどのくらい変わりましたか?

A:英文法を使って英会話ができるレベルまで到達しました(といってもまだまだな部分はあります)。最初は発音と 英語への抵抗感のなさが強みでしたが、文法・語彙・スペルが3回を通じて 大きく伸びました。

3回の留学でお世話になったQQEnglishについて、より詳しい体験談をまとめています。
QQEnglishで3回のセブ島親子留学【体験談】

費用について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
セブ島親子留学の費用 完全版

フィリピン留学自体が向いているかどうか迷っている方はこちらも参考になると思います。
フィリピン留学はおすすめしない?経験者が正直に答えます

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この記事を書いた人

2012年に4ヶ月のセブ島留学を経験。

留学前はTOEIC300点台だったが、
留学直後のテストで700点を取得。その後オンライン英会話やTOEIC対策を
継続し900点台に到達。

現在はウェブコンサルタントとして活動しながら、
2025年に長男(当時8歳)と3回のセブ島親子留学を敢行。

リアルな体験をもとにセブ島留学の情報を発信しています。

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